韓国大統領選　最大野党が予備選スタート＝党内分裂を警戒

【ソウル聯合ニュース】韓国で６月３日に実施される大統領選を巡り、革新系最大野党「共に民主党」の公認候補を選ぶ予備選が１６日、本格的にスタートした。

　共に民主党の予備選には李在明（イ・ジェミョン）前代表と金慶洙（キム・ギョンス）元慶尚南道知事、金東ヨン（キム・ドンヨン）京畿道知事の３人が名乗りを上げた。

　同党は２７日まで４地域を巡回して予備選を実施する。１６～１９日には中部の忠清圏で党員を対象にしたオンライン投票を行う。

　公認候補は首都圏（ソウル市、京畿道、仁川市）、江原道、済州島地域の開票が終わる２７日に確定する。

　李氏ら候補者３人はこの日、国会に集まり、選挙運動で誹謗（ひぼう）中傷や虚偽事実の公表などを行わないこと、予備選の結果を受け入れることなどを約束する誓約書に署名した。２０２２年の大統領選予備選では候補者の競争が加熱し、党内が分裂。当時の公認候補だった李氏が尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏に僅差で敗れる結果につながったとの指摘もある。