定例の金融通貨委員会を主宰する韓銀の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真共同取材団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
定例の金融通貨委員会を主宰する韓銀の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁(写真共同取材団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は17日、定例の金融通貨委員会で政策金利を2.75%に据え置いた後に公表した「経済状況評価」で、1~3月期の実質国内総生産(GDP)成長率は2月に発表した成長率見通しの0.2%を下回ったと推定され、小幅なマイナス成長の可能性も排除できないとの見通しを示した。 

 韓銀は、2月の見通し以降に予想外の問題が相次いで発生し、1~3月期の成長率は当初の予想を下回ったと分析した。

 具体的には、国内政治の不確実性の長期化と米国の関税政策に対する懸念から3月の経済心理が委縮したほか、大規模な山火事、一部建設現場の工事中断、高性能半導体の需要の後ろ倒しなどの一時的な要因も重なって内需と輸出のいずれもで下方圧力が強まったと説明。今年の国内成長率はグローバル貿易交渉の進展、補正予算の規模や時期、経済心理の回復速度に大きく影響を受けるだろうとの見方を示した。 

 韓銀は来月29日に発表する経済展望で、今年の経済成長率見通しを1.5%から引き下げると予想される。

 これに関連し、韓銀は主要投資銀行(IB)などの市場予想の中央値は1.4%、下位25%の値は1.1%だと伝えた。


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