LG Puro Tecはプラスチックや塗料、ゴムなどの材料に添加することで、微生物による悪臭や汚染、変色などを防ぐ抗菌・抗カビ効果を持つ。少量でも高い抗菌性能を発揮し経済的であるほか、プラスチックや繊維など他の素材に混ぜて使用することもでき汎用性が高い。
LG電子は新素材のガラスパウダーの研究と、これを家電に使用してきたノウハウを基に、LG Puro TecをBtoB(企業間取引)事業として育成中だ。同社は2006年からガラスパウダー関連の特許を出願し続け、その数は現在約420件に達している。事業所「チャンウォン(昌原)スマートパーク」には年産4500トン規模の生産設備をそろえている。2024年の売上高は、前年比で2倍以上膨らんだ。
新素材事業を拡大するため、研究開発(R&D)投資も続けている。現在開発を進めているのが、海洋の復元を助ける海洋環境保存機能性ガラス素材「マリンガラス」だ。
マリンガラスは水に溶けると無機質のイオンに変化する水溶性の素材からなり、海底に住む海藻類などの成長を助ける。同社はこれをエコな洗濯洗剤の材料として使えるよう、機能性の製品を開発中だ。
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