韓国と米国の関税交渉　財務・通商相による「２プラス２」で調整

【ソウル聯合ニュース】韓国と米国が２４～２５日ごろ米ワシントンで行う関税交渉を両国の財務・通商担当相が参加する「２プラス２」で開くことが２０日、韓国政府関係者らの話で分かった。

　韓国からは崔相穆（チェ・サンモク）経済副首相兼企画財政部長官と安徳根（アン・ドクグン）産業通商資源部長官が、米国からはベッセント財務長官とグリア通商代表部（ＵＳＴＲ）代表が出席する見通しだ。

　崔氏はワシントンでの主要２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議に合わせてベッセント氏と個別に会談し、通商問題などについて議論する予定だった。安氏も関税交渉を行うため２４日ごろ訪米し、グリア氏らと会談する方向で調整を進めている。当初は２人が別々に米側と協議する計画だったが、米側の要請で財務・通商担当相が一堂に会する方向で調整しているという。

　韓国政府は貿易不均衡や非関税障壁の解消案などを盛り込んだ「パッケージ」を米側に提案し、相互関税や自動車・鉄鋼・半導体など品目別関税の引き上げを最大限抑える方針だ。