また空軍基地を無断撮影した中国人ら...警察が捜査中＝韓国

最近、中国人らが空軍基地付近で戦闘機を無断で撮影する事件が相次ぎ、警察が捜査に乗り出した。

キョンギ(京畿)南部警察庁安保捜査課は、軍事基地および軍事施設保護法違反の疑いを受けている中国国籍のA氏など2人を立件前調査(内偵)していると、21日に明らかにした。

A氏などは同日午前9時ごろ、在韓米軍施設の京畿道ピョンテク(平沢)市所在のオサン(烏山)空軍基地付近で、無断で戦闘機などを撮影した疑いが持たれている。

警察によると、国家情報院、国軍防諜司令部など関係機関と合同で正確な事件の経緯を調査している。警察は現在まで対共容疑点は明らかになっていないと説明した。

これに先立ち、先月21日には、京畿スウォン(水原)市の空軍第10戦闘飛行団付近で、戦闘機を無断で撮影した中国国籍の10代のB氏など2人が捕まった。DSLRカメラと携帯電話などを利用して犯行に及んだことが明らかになった。B氏らは過去にも烏山基地、平沢米軍基地、チョンジュ(清州)空軍基地など米韓軍事施設4か所とインチョン(仁川)、キンポ(金浦)、チェジュ(済州)など主要国際空港3か所を無断で撮影してきたことが把握された。

B氏は警察の調べに対して、「中国で高校に通っており、学校の許可を得て国内に入国した」とし「普段から戦闘機の写真を撮影する趣味がある」と供述したことが伝えられた。

警察はこのうち1人の父親が中国公安であるという供述を確保し、正式に立件して捜査を行っている。