韓国政府がタイと経済パートナー協定(EPA)締結のための5回目の公式交渉を開始する。

産業通商資源部によると、ノ・ゴンギ産業部通商交渉室長を首席代表とする韓国側代表団は、22日から25日までタイの首都バンコクで、タイ商務部のチョティマ・イウムサワディクール(Chotima Iemsawadikul)貿易交渉局長が率いるタイ代表団と5回目のEPAの公式交渉を行う。

韓国とタイ両国は2023年3月にEPAの交渉開始を宣言して以降、4回にわたって公式交渉を行ってきた。両国は共通して締結した韓国とASEANおよび域内包括的経済連携協定(ECEP)に比べて高いレベルの二国間EPA締結に向けた議論を交わしている。

今回の交渉では商品、サービス、投資、知的財産権、持続可能な開発など13の分野で市場開放・規範・未来に向けた協力を拡大する方案について議論する方針だ。

またノ室長は、現地で韓−タイRCEP通商フォーラムと進出企業懇談会を行う。ノ室長はフォーラムとの懇談会で、韓国企業のRCEPの活用度を高め、米国の関税措置など現地に進出した企業が抱える問題について聞き取りを行い、支援策について議論を行う予定だ。

ノ市長は「米国の関税措置など通商環境が急変する中で、二国間の通商協定は韓国の輸出分野の強固な安全弁の役割を担う」と述べ、「企業の不確実性の緩和や、輸出市場の多角化およびデジタル・経済分野などで韓国とタイ両国間での幅広い経済協力を拡大していくために、ASEAN第2位の経済大国であり有望市場でもあるタイとEPAの締結を目標に交渉を加速化していく」と述べた。
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