朝鮮通信使は両国交流の象徴で、「朝鮮通信使に関する記録」は重要な歴史文書などを認定する国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」(世界記憶遺産)に韓日共同遺産として登録されている。
2018年に完成した復元船は昨年、韓国南部・釜山から山口県下関市に向かった。両国の国交正常化から今年で60年になるのを記念し、今回初めて大阪に向かう。
国立海洋遺産研究所によると、復元船は今月28日に釜山を出港し、来月11日に大阪に到着する。来月16日に大阪を出発し、同月27日に釜山に戻る。航海距離は計1592キロとなる見通しだ。
復元船は木浦の国立海洋遺産研究所から釜山に移動。28日に釜山を発ち、長崎県対馬、壱岐島を経て来月1日に下関に入港する。復元船は瀬戸内海に入り、山口県の上関、広島県の呉、鞆の浦を経て、瀬戸大橋をくぐり、岡山県瀬戸内市の牛窓に寄る。その後、兵庫県のたつのに移動し、5月11日の午後に大阪に入る。14日は淀川を進む。
今回の航路の停泊地のほとんどで通信使船を歓迎する行事が開かれ、公演も行われる。
航海期間は、当時の朝鮮通信使の旅程と比べるとやや短いものの、航路そのものには大きな違いはないという。また当時の通信使は大阪から江戸までは陸路で移動した。
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