砲弾を発射するK9A1自走砲(陸軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
砲弾を発射するK9A1自走砲(陸軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国陸軍は22日、2018年に締結した南北軍事合意以降中止していた砲兵射撃訓練を南北軍事境界線(MDL)に近い京畿道・坡州の米軍射撃場で実施したと発表した。

 前日に行われた訓練では、K55A1自走砲とK9A1自走砲が計約60発を発射した。

 南北軍事合意により、MDLから5キロ以内での砲兵射撃訓練や連隊級以上の野外機動訓練は中止されていたが、北朝鮮の相次ぐ挑発を受けて韓国政府は昨年6月に南北軍事合意の効力を停止。MDL付近の射撃場での射撃訓練も再開した。

 今回の訓練は韓米が今年3月、米軍射撃場を再び使用するための了解覚書を締結したことで行われた。

 陸軍は、砲兵射撃訓練の再開により敵により近い地域で実際の作戦計画に基づいて火力運用と長距離射撃能力を高めることが可能になったと評価した。


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