イーサリウム現物上場指数ファンド(ETF)の成績が、最近の市場変動の中でも比較的安定的な運用資産(AUM)を維持しているビットコインETFと極端に対照的だ。

21日(現地時間)、ザブロックによると、イーサリアム現物ETFのAUMは18日基準45億7000万ドルに減少し、過去最低を記録した。このような減少は7週連続の純流出が続いた結果であり、この期間、ETFから流出した資金はなんと11億ドルに達する。

最も大きな資金流出の原因の1つは、グレイスケールのETHEであった。ETHEは2.5%の高い運用手数料を課しており、BlackRockの0.25%の手数料を適用する競合商品と比較して、投資家の離脱を招いたと分析される。

ビットコインの信託商品であるGBTCと同様に、ETHEもロックアップ期間終了後に大規模な買い戻しに直面している。手数料のギャップは、長期保有者にとって大きなコスト負担となり、特に価格に敏感な現在の市場環境では、その影響はより顕著である。

イーサリアムETFは、ビットコインETFとは対照的に、デジタルゴールドという明確なナラティブと高い機関投資家の理解に基づき、投資流入が続いている。イーサリアムの複雑な価値提案と構造、そしてネットワークトークンとしての特性が機関投資家の躊躇を引き起こしているという分析もある。

また、米国証券取引委員会(SEC)がイーサリウムETFに対する「ステーキング禁止」基調を維持し、多くの投資家が好んでいたイーサリウム本来の収益(利子)要素が消えたことも主な原因として挙げられる。

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