ポスコと現代自が提携、米国における電池素材などの供給で＝韓国

ポスコグループグループが、現代自動車グループと鉄鋼・二次電池分野における相互協力に向けた業務提携契約書の覚書（MOU）を締結した。

MOU締結で、ポスコグループは次世代モビリティ用鋼材と二次電池材料を供給すること、また現代自動車グループは高級素材を安定的に調達し次世代モビリティ産業をけん引することを、それぞれ目指す。

鉄鋼分野ではポスコグループが、最近現代自動車グループが発表した米国における鉄鋼事業への投資に参加する。鉄鋼大手のポスコが、ルイジアナ鉄工所へ投資することで、米国とメキシコ地域に鉄鋼素材を円滑に提供できるようになる。

また、リチウムから正極材・負極材まで対応する二次電池材料事業におけるポスコグループの競争力と、現代自動車グループの技術力との相乗効果で、供給網の構築と次世代素材開発分野における協業分野を探る計画だ。

これと関連しポスコグループは高強度・軽量の自動車鋼板用の自社製品「ギガスティール」や電気自動車（EV）駆動モーター用材料など、次世代モビリティ向け鉄鋼素材のポートフォリオのほか、リチウム塩湖や鉱山の開発を基盤とした正極材・負極材の生産・再利用のバリューチェーンを構築している。