郡によると、折れ曲がったのは韓国の民間業者が設備のすべてをSGREから購入し、組み立てから設置までSGREが派遣した技術者が監督した11基のうち1基という。
2014年に政府から発電事業の許可が下りたが、環境への影響評価や周辺住民への説明などに5年以上を要し、20年3月に基礎工事が始まり、23年6月に商業運転を開始した。
工事を請け負った民間業者の関係者は「製作会社が見てこそ何が問題なのか分かるだろう」とし「われわれが自主的に事故原因を調査するのは難しい」と説明した。
2016年3月にも江原道太白市で風力発電用の風車1基が倒れる事故が発生したが、事故原因は現在も明らかになっていない。この風車も輸入品で、製作会社側が事故原因を調査した。
郡の関係者は「羽が落ちるなどの事故は全国でたびたび発生したが、風車自体が倒れたのは太白市の事故を含め2例目だと承知している」として「幸い人的被害や住民の財産被害にはつながらなかったが、再発しないよう原因究明に最善を尽くす」と話した。
倒れた風車は高さが127メートルで、21日の午前2時50分ごろに倒れたという。
郡は二次災害を懸念し、事故現場への一般人の立ち入りを制限し安全点検などを実施した。
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