農業DX推進する自律走行トラクター製造企業、日本など海外への輸出も=韓国
農業DX推進する自律走行トラクター製造企業、日本など海外への輸出も=韓国
韓国をはじめとした多くの国が高齢化問題に直面する中、農業と先端技術を融合したアグリテックが浮上している。

韓国では2015年に創業した農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)企業ギント(Gint)が注目を集める。メイン製品は「プルバ・オート」だ。クラウドを使った自律走行システムに搭載されたコントローラーをトラクターに設置し、これと連動できるステアリングホイールで、レベル2の自律走行システムを実現する。衛星測位システム(GNSS)を通じたトラクターの位置追跡機能と、慣性計測ユニット(IMU)を搭載。衛星の信号が弱い所でも、ジャイロセンサーと加速度計で現在位置を正確に認識する。これらの技術により、トラクターの運転初心者が険しい土地で運転しても一定の経路を維持できる。

レベル3~4レベルの技術となる「プルバ・オート・プロ」は360度の人工知能(AI)ビジョンを装着し、トラクターを制御できる。また前進や後退の速度も調整可能だ。トラクターに設置する種まき機などさまざまな設備まで、自動的に操作できる。

プルバ・オートは2022年の発売からこれまで、累積販売台数が1000台を突破している。2023年はインドネシア、2024年は日本への製品輸出を開始した。
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