22日午前9時48分(現地時間21日)に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられた韓国軍の軍事偵察衛星4号機が地上局との交信に成功した。1~4号機の打ち上げに成功したことで北朝鮮に対する監視網はさらに密になる。韓国軍は朝鮮半島と周辺地域の映像情報を収集するために5基の軍事偵察衛星を導入する「425事業」を推進しており、5号機も年内に打ち上げられる予定だ。
◇最高裁 李在明氏の公選法違反事件を判事全員で審理へ
大法院(最高裁)は22日、2022年の大統領選に絡み虚偽の事実を述べたとして公職選挙法違反の罪に問われた最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表の上告審を大法官(最高裁判事)全員で審理することを決めた。当初は4人の大法官による審理になる予定だったが、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長が全員による合議に変更した。これに伴い、曺氏と12人の大法官が審理し、最終判断を下すことになる。
◇米との通商協議 韓国は政府挙げて対応へ
産業通商資源部は22日、米ワシントンで24日に開かれる韓米両国の財務・通商担当相による「2プラス2」通商協議について、同部の安徳根(アン・ドクグン)長官が貿易均衡、造船協力、エネルギーなどを中心に米国側の関心事項を把握し、米国側が韓国に課している、または課す予定の国別関税や自動車、鉄鋼など品目別関税の例外・減免などについて協議する予定だと説明した。安氏はグリア通商代表部(USTR)代表との個別協議も行うという。今回の2プラス2には企画財政部と産業通商資源部のほか、外交部、科学技術情報通信部、国土交通部、環境部、農林畜産食品部、保健福祉部などの関係官庁の担当者も代表団に加わった。
◇陸軍 軍事境界線付近で7年ぶり砲兵射撃訓練
陸軍は22日、2018年に締結した南北軍事合意以降中止していた砲兵射撃訓練を南北軍事境界線(MDL)に近い京畿道・坡州の米軍射撃場で21日に実施したと発表した。南北軍事合意により、MDLから5キロ以内での砲兵射撃訓練や連隊級以上の野外機動訓練は中止されていたが、北朝鮮の相次ぐ挑発を受けて韓国政府は昨年6月に南北軍事合意の効力を停止。MDL付近の射撃場での射撃訓練も再開した。
Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40