韓国政府は中国側が一方的に構造物を設置したことについて問題提起し、自制を促すとみられる。
中国は「養殖施設」と主張する構造物を2018年と24年に設置した。22年には管理施設と称し、ボーリング設備のような構造物も設置した。
黄海では韓中の排他的経済水域(EEZ)が重なって境界線が画定しておらず、両国は00年に漁業協定を締結し、暫定措置水域を設けた。協定で域内の構造物の無断設置は禁じられている。
同構造物を巡り、韓国政府は2月、調査船を同海域に派遣し点検を試みたが、中国の海警当局と民間人がゴムボートなどで調査船に接近して阻んだ。これを受け韓国海洋警察も艦艇を急派。中国側とのにらみ合いが約2時間続く事態が生じた。これを機に韓国では政界を中心に対応強化を求める声が高まっている。
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