ソウル中央地裁を出る曺ミン被告=23日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル中央地裁を出る曺ミン被告=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は23日、大学院の不正入学に絡み虚偽作成公文書行使や業務妨害などの罪に問われた曺国(チョ・グク)元法務部長官の娘、曺ミン被告の控訴審判決で検察側と被告側の控訴を棄却し、一審と同じ罰金1000万ウォン(約100万円)を言い渡した。検察側は一審と同じ懲役1年、執行猶予3年を求刑していた。

 曺被告は母親のチョン・ギョンシム元東洋大教授と共謀し2014年、釜山大医学専門大学院に虚偽の入学願書や偽造した東洋大総長の表彰状を提出し、入試業務を妨害した罪で在宅起訴された。両親と共謀し、13年にソウル大医学専門大学院に虚偽のインターン活動確認書などを提出した罪にも問われた。

 昨年3月、一審は公訴事実を有罪と認めたが、求刑を下回る罰金刑を言い渡した。これに対し、検察側と被告側の双方が控訴した。

 一方、娘や息子の不正入学に絡む業務妨害罪などに問われた曺国氏は、昨年12月に大法院(最高裁)で懲役2年が確定し服役中だ。チョン元教授も同様の罪で有罪が確定した。


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