2022年11月にアルゼンチンに到着した少女像は同月中にブエノスアイレスの記憶の場博物館に設置される計画だったが、日本政府の猛反発に遭い、設置は遅々として進まなかった。
このまま少女像が日の目を見ることはないのではないかとの懸念も少なくなかったが、3年にわたる粘り強い努力の結果、当初の計画とは異なるものの、中南米最大規模の文化イベントの一つに挙げられるブエノスアイレス国際図書展の会場ブース内での展示にこぎつけた。
現地の韓国人や韓国系住民は、今年が光復(日本による植民地支配からの解放)80年、韓国人移民60年の節目の年にあたり、少女像を展示する意義は小さくないと口をそろえる。
アルゼンチン韓人会のチェ・ドソン会長は「ブエノスアイレス国際図書展は大きな文化行事なので多くの訪問客に少女像の意味と歴史を広める機会になる。(会場に)展示される直前まで日本の反発により困難があった」とし、「少女像は会場の正門に設置することで主催者側と合意していたが、日本政府の反発を受けて設置当日にアルゼンチン韓人会のブース内に設置された」と説明した。
図書展は24日から来月12日まで開かれ、少女像は開催期間中のみ展示される。
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