業務協約締結式の様子(現代建設提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
業務協約締結式の様子(現代建設提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代建設と日本の伊藤忠商事、同社の子会社でプラント設計・調達・施工(EPC)を手掛ける伊藤忠プランテックが22日、新事業分野の機会発掘のための業務協約を締結した。現代建設が24日、発表した。

 3社は今後、既存の協力分野に加えて揚水発電、データセンター、アンモニア、液化天然ガス(LNG)などのエネルギー転換・新成長事業分野で協力を強化する。

 人工知能(AI)の需要が爆発的に増加し、脱炭素が世界的な流れとなっていることを受け、データセンターやアンモニア事業を積極的に推進する方針だ。

 現代建設と伊藤忠商事は、インドネシアのサルーラ地熱発電所など多くの海外プロジェクトを進めている。

 現代建設は、日本のエンジニアリング大手・日揮(JGC)、東洋エンジニアリングとも再生可能エネルギーと高付加価値事業を中心とするパートナーシップ強化策について議論した。 

 日揮は現代建設と共同でイラク・バスラ製油所の増設プロジェクトを進めており、東洋エンジニアリングも現代建設と長年協力関係を維持している。

 現代建設の関係者は「韓日国交正常化60年を迎え、両国の相互利益と持続可能な発展のために韓日を代表する企業間の交流をさらに活発化させる」とし、「各社の事業力と技術力を合わせ、未来新成長事業分野における主導的立場を強化する」と述べた。

 昨年11月に現代建設の代表取締役に就任した李漢雨(イ・ハヌ)副社長は就任後初めて日本を訪問した。

 同社は以前から日本企業と協力関係を結んできたが、経営陣が日本を訪れるのは約10年ぶりだという。


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