KTとトランスコスモス韓国法人が提携、企業のAI導入を支援＝韓国報道

KTはこのほど、日本のビジネス・プロセス・アウトソーシング（BPO）大手トランスコスモスの韓国法人トランスコスモスコリア（以下、TCK）と、人工知能（AI）やクラウドを使用したAIコンタクトセンター（AICC）プラットフォームの構築に向け、覚書（MOU）を締結したと発表した。

KTのAIおよびクラウド技術とTCKのクラウドインフラを合わせ、企業のニーズに合わせたAICCプラットフォーム「TCK AICC+」（仮称）を共同開発する。韓国内外のBPO市場における、エージェント・エクスペリエンス（AX）分野を他社に先駆け開拓する狙いだ。

TCK AICC+では、KTのAICC技術と米マイクロソフトが共同開発中の「韓国型AIモデル」を活用し、顧客別に最適化したAIサービスを提供する。企業側はAIを使用して業務を行えるようになり、効率と満足度を高められる。

2社は今後、最新AIソリューションの共同開発、セキュリティ性と柔軟性を併せ持つクラウドインフラの構築、共同マーケティング・海外市場への進出などを推進する。KTのAICＣソリューションとTCKのクラウドインフラを融合し、多様な産業に特化した業務環境へのAI適用を支援する。海外市場では特に東南アジアを中心に新規顧客を発掘。AI基盤のBPO市場の拡大を図る。