アルマトイ州に位置する工場の延べ面積は5万2000平方メートルで、3種類の生産設備を導入する。年産規模は45億本。成長中の欧州とCIS(独立国家共同体)をはじめとしたユーラシア市場の需要に対応する、中核輸出基地となる予定だ。
KT&Gはアルマトイ工場の新設で、韓国からインドネシア、ロシア、カザフスタンに至る生産体制を構築する。インドネシアで2026年の完成を目指す新工場も合わせ、海外事業拡大に向けた投資を行う。海外拠点を中心に、生産から営業、流通まで直接管理する現地完結型のバリューチェーンを構築する方針だ。
このほか同社は、現地で山林の造成を支援する「グリーン・グローブ・プロジェクト」の推進に向けた覚書(MOU)を締結した。同プロジェクトを通じて、アバイ州で2023年6月に発生した山火事による被害の復旧を支援する計画だ。
支援においては、カザフスタン環境・地質・天然資源省、アジア森林協力機構(AfoCO)と同社が協力する。KT&Gによるとこの取り組みは、同国で山火事被害の復旧事業へ民間企業が参画する、初の事例になるという。
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