「ウナギ144万ウォン相当」注文し3店で「ノーショー」…消防隊員を名乗る詐欺電話=韓国
「ウナギ144万ウォン相当」注文し3店で「ノーショー」…消防隊員を名乗る詐欺電話=韓国
消防隊員を名乗りウナギ専門店3か所に数十万ウォン相当の料理を予約した後、連絡を絶つ「ノーショー」事件が相次いでいる。

24日チョンブク(全北)自治道消防本部によると、きのうコチャン(高敞)の2店とキムジェ(金堤)1店のウナギ専門店に「光州消防安全本部」を名乗る電話がかかってきた。

電話をかけた人物は、「新任消防隊員の教育後に食べるウナギをテイクアウトしたい」と言い、50万ウォン相当(約5万円相当)のウナギ7キログラムを準備したものの、誰も店に現れず被害に遭った。

当時、この人物はウナギの注文とともに偽造された消防公務員証と「物品支給決済確約書」などを携帯電話のメッセージで店主らに送った後、「消防本部の財政状態が良くないため、物品を代わりに購入してほしい」と追加の要求もしていたことがわかった。

別の2店はこの人物を怪しいと思い管轄消防署に問い合わせたため、実際に被害に遭うことはなかった。当時、注文を受けたウナギ20キログラムは144万ウォン(約14万円)相当だという。

今月21日にはウルサン(蔚山)のある金物店で「蔚山消防本部」を名乗る詐欺業者がはしごの購入を要請し、偽造された公文書とともに応急医療キットの代理購入を要求した。

そして、「物品支給決済確約書」をメッセージで送り、クレジットカード決済での購入を誘導したものの、金物店の関係者の迅速な対応により被害は発生しなかった。

全北消防本部の関係者は、「消防機関は一般の民間業者に物品の代理購入を要請したり、メッセージで購入を指示することはない。出処の不明確な公文や取引要請は必ず該当機関に確認すべき」とし、「類似の事例が確認されたり、疑わしい連絡を受けた場合はすぐに警察署または消防本部に通報してほしい」と話している。

警察は故意性のある「ノーショー」詐欺に対し業務妨害などの容疑を適用して捜査をする方針だ。業務妨害罪は5年以下の懲役、または1500万ウォン(約150万円)以下の罰金に処される。
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