チェ副首相は25日(現地時間)アメリカのワシントンDCで開催された主要20か国(G20)財務長官会議同行記者団懇談会でハン代行出馬時に政治不確実性の拡大を懸念する見解があるかという問いに「対外信頼度的に政治的不確実性が低くなることを願う」と答えた。
大統領権限代行変更による政治不安の拡大が国家信頼度に打撃を与えうるだけに「代行の代行」が国政を運営する状況が再度繰り返されることは望ましくないという趣旨と解釈される。ただしチェ副首相はハン首相の大統領選挙出馬をどのように評価するかという質問には「ノーコメント」と答えを避けた。
追加経営予算案増額については「柔軟に対応する」と可能性を開いた。チェ副首相は「最近出た経済指標がかなり悪い状況」とし「内需でも輸出でも短期的に難しい部分に効果のある事業をさらに発掘して対象に含めなければならない」と話した。これに先立ち政府は12兆2,000億ウォン規模の追加を国会に提出した。
チェ副首相は増額規模を問う言葉には「規模を定めるよりも事業内容と効果性がより重要だ」とし「緊急のぜい弱部分支援という当初の原則に合致するかを見なければならない」とした。政府は今回の追加財源で基金資金をはじめとする可用財源4兆1,000億ウォンを投入し、残り8兆1,000億ウォンは国債発行で調達すると明らかにした。
財政状況と今後の税収拡充案についてチェ副首相は「ユン・ソギョル(尹錫悦)政府になり負債依存的な構造を変え、民間と政府の役割を再確立する過程を経てきた」とし「効果を見るには時間がかかる作業だが、きちんと成果を出せずに政府が交代するのが残念だ」と話した。続いて「租税負担率などを考慮すれば税率を高める余力が多くないと思う」とし「所得を増やして税源を拡充しなければならないが、このために財政を使うことは正しい方法ではない」と強調した。
彼は最近韓国経済状況に対しては下方リスクがあると診断した。チェ副首相は「対外不確実性のほかにも、我々は成長の可能性が落ちる構造的流れと災害、政治的混乱などが加わり、非常に難しい状況」とし「ぜい弱階層が苦しい時期に耐えられるよう政策的に支援する部分を見つけて対応する」とした。
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