チョン氏は、北朝鮮が軍部隊の派遣について国際法やロシアと昨年締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」の精神に合致するものと主張したことについては、自らの違法行為を装飾するための欺瞞的な行為と強調した。
そのうえで、「わが軍は国際社会とともに非人道的かつ違法な行為を強く糾弾する」と表明した。
統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官もこの日の定例記者会見で、「政府はロシアの違法なウクライナ侵略戦争に対する北の派兵が、わが国はもちろん、欧州を越えて世界の安保を脅かす重大な挑発であり、国連安保理決議に違反する行為であることを指摘し、強く糾弾する」と表明した。
また「政府は北の軍の即時撤退を促し、現在のような北とロシアとの軍事的な癒着が続く場合、これを座視せずに国際社会とともに断固として対処していく」と述べた。
外交部当局者は、これまで否定しきた派兵を今になって認め、国際法に背いていないと主張するのは、国際社会を愚弄する行為などと指摘した。
同当局者は、「北とロシアの軍事協力は、国連憲章や安保理決議を含む国際規範の重大な違反であり、インド太平洋地域や欧州を含む国際社会の平和と安定を深刻に阻害するもの」とし、「韓国の安保を脅かす行為に対しては、国際社会とともに必要な措置を取っていく」と強調した。
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