LGエナジーソリューションは29日、フランスのメタルリサイクル・環境サービス企業のデリシュブールと折半出資する合弁会社を設立したと発表した。
工場は現地で回収した使用済み電池や電池製造過程で発生するスクラップを安全に粉砕し、黒色の粉体「ブラックマス」を回収するための前処理を専門に行う。フランス北部ヴァルトワーズに2026年に着工し、27年に本格的に稼働する計画だ。年間2万トン以上の使用済み電池やスクラップの処理能力を備える計画だ。
LGエナジーソリューションの関係者は「使用済み電池は国外への運送が厳しく、コストも高いため円滑な資源確保のためには需要が高い地域に前処理工場を建てることが重要だ。今回の協力が欧州での電池リサイクル事業拡大の足掛かりになる」と話している。
同社はデリシュブールとの合弁会社設立を機に欧州での持続可能な電池エコシステムの構築を加速させ、欧州の電池リサイクル規制に先手の対応を取る方針だ。
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