ジュニア氏はソウル・金浦国際空港のビジネスジェット用のターミナルから韓国入りし、夕食会が開かれる鄭氏の自宅に向かった。
ジュニア氏が来韓したのは、昨年8月以来、約8カ月ぶり。今年1月のトランプ氏の大統領就任後では初めて。今回ジュニア氏は韓国の財界関係者の中で最も親交が深い鄭氏に招かれ、2日間の日程で来韓した。韓国側には鄭氏とジュニア氏に韓国財界とトランプ政権のつなぎ役を求める声があるようだ。
ジュニア氏は30日、ソウル市内のホテルで韓国企業グループのトップらと個別に面会する。トランプ政権が関税強化政策を進め、韓国企業が警戒を強める中、トランプ氏と直接つながる有力者との初めての面会の場で韓国財界関係者がどのようなことを伝えるのか注目される。
米国での事業の割合が大きい半導体、自動車、エネルギー、電子、鉄鋼、防衛産業などの事業を行う企業のトップらがジュニア氏との面会に関心を示しており、20人程度がジュニア氏と面会するとみられ、上位10企業グループのトップのほとんどが含まれるようだ。
ただジュニア氏は政官界の関係者と面会する予定はないという。
鄭氏は昨年12月、ジュニア氏の招きでフロリダ州パームビーチにあるトランプ大統領の私邸マールアラーゴに滞在した。同11月の大統領選で当選したトランプ氏とも面会している。
今年1月のトランプ大統領の就任式に合わせてワシントンを訪問した際には、ジュニア氏が鄭氏に政財界の有力者を引き合わせたという。
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