共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)大統領選候補の中央選挙対策委員会が30日、正式に発足する。保守と「非李在明系」を前面に押し出した人選が行われる見通しだ。

共に民主党は30日の午後2時から、国会議員会館の大会議室で第21代大統領選挙に向けた選挙対策委員会の発足式を開き、選挙対策委員会の人事を公開する。共に民主党は統合を中心とした選挙対策委員会の構成を浮き彫りにするため、特別な政策メッセージは出さない予定だ。

保守の重鎮のユン・ヨジュン元環境部長官、非李在明系を排除する論争の中心にいたパク・ヨンジン元民主党議員らの選対委への合流はすでに公式化されている。この人事は李候補の統合意志を示すものだ。

この他にも代表的な非李在明系の人物であるキョンサンナムド(慶尚南道)のキム・ギョンス前知事とキム・ブギョム(金富謙)前総理は総括選対委員長として合流する。保守派の人物であり、親ユ・スンミン系とされるクォン・オウル元議員も選挙運動を支援する。

パク・チャンデ院内代表は総括選対委員長、キム・ミンソク首席最高委員は総括本部長、キム・ユンドク事務総長は総務を担当するなど、現役議員の人選も多い。

この他にもチョン・ウンギョン元疾病管理庁長とカン・グムシル元法務部長官は総括選対委員長に、ウ・サンホ元民主党議員は常任選対委員長として合流する。これらの総括選対委員長6人を中心に中道と保守を合わせた選対委が構成されるものとみられている。

李候補はこれまでに仕事の処理能力を重視した人材を起用するとのメッセージを強調している。27日、共に民主党の予備選挙での勝利を確定した後、記者団からの選挙対策委員会の構成に関する質問に対し、「党が中心となって行う」と距離を置きながらも、「できるだけ広く、多くの人とともに仕事を行うべきだ」と述べた。党内選挙の勝利受諾演説でも「理念と思想に縛(しば)られ、分裂と葛藤を繰り返す時間がない」として統合の意志を表明した。

イ候補は2021年第20代大統領選挙候補者選出のための党内予備選挙過程でイ·ナギョン元首相と葛藤し、党統合を効果的に引き出すことができなかった。 党の大統領選候補に確定した後、本選を行う過程でも、党内選挙の過程での内紛が否定的な影響を及ぼしたというのが政界の大方の見方だ。 これに対し、今回はいち早く外延拡張に乗り出すなど、リスク削減に全力を尽くしている様子だ。
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