営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の5兆1523億ウォンを29.8%上回った。売上高は、これまで過去最高だった昨年7~9月期(79兆987億ウォン)をわずかに上回った。純利益は前年同期比21.7%増の8兆2229億ウォン。
1~3月期の業績を部門別にみると、半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門は営業利益1兆1000億ウォン、売上高25兆1000億ウォンを記録した。このうち半導体メモリーの売上高は19兆1000億ウォンで、前期比17%減少した。サーバー用DRAMの販売拡大などで需要が増加したが、半導体の輸出規制などの影響で広帯域メモリー(HBM)の販売が減少した。
システムLSI(大規模集積回路)は主要取引先にシステム・オン・チップ(SoC)を供給できなかったが、高画素のイメージセンサーなどの供給拡大により業績は小幅改善した。ファウンドリー(受託生産)は、季節的な需要減少や稼働率低迷により業績が不振だった。
スマホをはじめとする完成品を担うDX(デバイスエクスペリエンス)部門は営業利益4兆7000億ウォン、売上高51兆7000億ウォンを記録した。
このうちモバイルエクスペリエンス(MX)・ネットワーク事業部は営業利益4兆3000億ウォン、売上高37兆ウォンだった。ギャラクシーS25シリーズの販売好調により営業利益と売上高が伸び、部品価格の下落とリソースの効率化により2桁台の収益性を達成した。
サムスン電子は積極的な研究開発投資も続け、1~3月期としては過去最高となる9兆ウォンの研究開発費を記録した。
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