李氏は「今回の選挙は政党間の対決ではなく、未来と過去、再飛躍と退行の対決だ。過去や理念、陣営に縛られ、分裂と葛藤を繰り返す余裕はない」とし、「真の国民統合」を目指すと表明した。
選対のキーワードも「統合」で、党内部のほか、中道層や保守層まで取り込むことを強調している。李氏と距離を置く人物や保守系の人物も選対に入った。
選対を率いる総括選対委員長は7人、共同選対委員長は15人となっている。総括選対委員長のうち常任総括選対委員長は「保守の策士」として知られる尹汝雋(ユン・ヨジュン)元環境部長官と同党の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表が務める。
総括選対委員長には2020年の新型コロナウイルス発生後に防疫の最前線で対応にあたった鄭銀敬(チョン・ウンギョン)元疾病管理庁長や盧武鉉(ノ・ムヒョン)元政権で法務部長官を務めた康錦実(カン・グムシル)氏、党予備選で李氏と戦った盧氏や文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の側近の金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道知事、労働組合の全国組織、韓国労働組合総連盟(韓国労総)の金東明(キム・ドンミョン)委員長らが起用された。
同党は今後も党外部の人物を選対に迎え入れる方針だ。
15の候補直属委員会のうち、国民大統合委員会を前面に出し、保守系の人物3人を共同委員長に充てた。
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