SBSはこれを基に、「先月26日に黄教授が米国の朴研究員に国際電話をかけ、2004年の論文で扱った1番のES細胞(胚性幹細胞)には問題がなかったとことを朴研究員から確認していた」と報道した。黄教授がDNA検査について確認を求めると、朴研究員は「ES細胞1番のDNA指紋分析を直接依頼し、論文の内容と正確に一致する事実を確認したにもかかわらず、ソウル大学調査委員会の調査で異なる分析結果が出たことは理解できない」と答えた。DNA検査の時期と資料の提供元については、「2004年9月にミズメディ病院側が、細胞の冷凍とDNA指紋分析のためDNA抽出する作業をしたと聞いている」と話した。ミズメディ病院の医科学研究所長を務めた尹賢洙(ユン・ヒョンス)漢陽大学教授が、2004年と2005年の両論文のDNA分析を国立科学捜査研究所西部分所に依頼するなどの点検作業を総括したという。
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朴研究員は「当時ソウル大学のユ・ヨンジュン研究員から、卵子と体細胞の提供者のDNAサンプルとテラトーマのサンプルを提供してもらい、ミズメディ病院に保管されていたES細胞1番を受取りDNAを抽出した」と説明した。調査委員会の最終報告書によると、この3つはすべて提供者のDNAと一致したことが確認されたが、2004年の論文で扱われたES細胞とは異なっていた。黄教授が「この問題の鍵をユ・ヨンジュン研究員が握っているとみるべきか」と尋ねると、朴研究員は「間違いがあったとしたら、ユ研究員がその過程を知っているはずだ」と主張した。
一方、ミズメディ病院の盧聖一(ノ・ソンイル)理事長はSBSのインタビューで、黄教授の12日の記者会見について不快感をあらわにした。その一方で「うちの実験室で起こったことについて小まめに報告を受けていなかった。キム・ソンジョン研究員についてもよく分らない」と述べるなど、これまでの自信に満ちた態度とは異なる様子を見せた。
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