シン・ヘソン(SHINHWA) の最新ニュースまとめ
『SIDE1』では初めてオルタナティブロック、ブリティッシュロック、スウィングなどさまざまなジャンルに挑戦したが、結果は満足いくものではなかった。シン・ヘソンは「事務所は失敗作とは考えていませんが…」と、笑う。
「当初、3rdアルバムは2種類作り、異なるジャンルを収録する戦略でした。新鮮な音楽に挑戦したかったんです。一般の人は分かりませんが、ファンの間ではその盤(SIDE1)、結構好評だったんですよ(笑)。おかげで、今ではデモテープを聞くだけでバラード以外のジャンルも耳に入ってきます。聞く耳が広がったんでしょうね」。
『SIDE2』は全10曲、予定通りバラード一色にした。作曲家チョ・ジョンホが手がけたタイトル曲『なぜ電話した…』は、別れた後も恋人を忘れられずにいる男の気持ちを表現した。公演時のバンドメンバーが作曲した『嘘でも』は、歌った自分も鳥肌が立つほど出来に満足している。男性グループ・ウォンテッドのメンバー、キム・ジェソク作の『私が死んでいく』は、映画音楽を思わせるような勇壮なストリングスが特徴的だ。アルバムはインターネットのCD販売集計サイトで週間チャート1位を獲得、『なぜ電話した…』は各種音楽配信サイトで3位圏内に入った。
今回、自身の得意分野バラードに戻ってきたことで気持ちも楽になり、反応も良く、意欲も生じたというシン・ヘソン。ファンだけに支持されるのではなく、だれもが知る国民的ヒット曲を出すことが、ソロ歌手としての望みだ。神話としても、かつての人気グループ<H.O.T(エイチオーティー)>や<god(ジーオーディー)>のように、国民皆が知っている代表曲が出せていない。「<SHINHWA>はパフォーマンスがメインのダンスグループなので、歌でのアプローチができなかった」と悔しさをにじませた。
<SHINHWA>としては10年選手だが、ソロ歌手としてはまだようやく3枚のアルバムを送り出したにすぎない。「<SHINHWA>時代を振り返ると、4枚目のアルバムまでは何も分かっていなかった。自分がなぜ歌を歌っているのか、自分たちにふさわしい歌なのか、歌詞の内容がどんなものなのか、アルバムコンセプトは何なのか…。ただ機械的に歌っていたように思います」。
ソロデビューアルバムをリリースしたとき、数年間にわたる<SHINHWA>としての経験が、自分にとって正しい経験ではなかったことに気付いた。テレビカメラが近寄ると、目を合わすこともできなくなったという。
「まったくの初心者と同じでしたから。おかしなことをしてはいけないと、プレッシャーも大きかったし、”<SHINHWA>のころから音楽の勉強をしていれば”と後悔もしました。当時はスケジュールがきつくて、ほかのことを考える余裕がありませんでしたから。最近の後輩たちは、しっかり勉強もしているようですね」。
歌手生活11年目を迎え、素朴ながら大きな目標が胸の奥深くに染みている。
「ずっと歌っていくということが、今、本当の目標になりました」。
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