SE7EN=(聯合ニュース)
SE7EN=(聯合ニュース)
「BoAとわたしが韓国人歌手として米国でデビューした事実だけで、もう半分成功を収めたと思います。辛い時期や苦労を乗り越えただけに、少しでもアジア人への偏見がなくなるよう期待しています」――。歌手SE7EN(セブン)が11日、韓国、米国、日本でデジタルシングルとなる米デビュー曲『Girls』を公開した。韓国の男性歌手としては初めて現地ポップ市場に挑戦状を叩きつけた形だ。

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 洗練されたサウンドのポップR&Bの『Girls』は、ビヨンセ、ディスティニーズ・チャイルドらのヒット曲を生み出した著名なプロデューサー、ダーク・チャイルド氏が手がけた。また、米国のトップ女性ラッパーとして知られるリル・キムがフィーチャリングしたとあり、発表前から期待を集めていた。リル・キムは、SE7ENのミュージックビデオにも出演している。

以下は電子メールインタビューに応じたSE7ENとの一問一答。

――米国デビューのため2007年に渡米してから2年間、どう過ごしてきたのか。

「英語の勉強やアルバムレコーディング、ダンス練習などを通じ、現地文化を学び、慣れることに最も多くの時間を割いた」

――米デビューが予定より遅れたことで一番辛かったのは。

「恋しさだったと思う。家族、友だち、ステージ、どうかすると韓国自体が恋しかったのかもしれない」

――この間に見聞きし、体験した米音楽市場のシステムは韓国とどう違うか。

「米国では歌手らが毎週歌う音楽ショー番組がない。主にラジオやクラブ、ミュージックビデオを中心に歌をPRする。まずは歌が良くなければ、という意味に感じられた」

――発売に先立ち、クラブショーケースを行い『Girls』を披露した。どんな曲で、現地の反応はどうだったのか。

「おもしろい歌詞と耳になじむメロディが特徴のポップR&B曲で、リル・キムのラップが加わり、人種を超え多くの人に好かれる曲だと思っている。歌詞にはわたしの自伝的な話も一部盛り込まれ、デビューシングルとしてもぴったりだ。米国の歌謡界関係者らも期待を示している」

――歌とミュージックビデオにリル・キムが加わったが、アジア系が1人で勝負するには厳しいとの判断があったのか。

「必ずしもそうした理由だけではないが、ある面では事実だ。1人で勝負することが厳しかったわけではなく、リル・キムのフィーチャリングした曲がオリジナルより感じがよかった。音楽とミュージックビデオが良くても肌の色でチャンネルを変えられたらどれだけ残念か。次のシングルはおそらくソロ曲になるはずだ」

――2~3か月後に2枚目のシングルをリリースするが、韓国や日本での活動も予定しているのか。

「米国での活動に左右されるだろうが、最大限努力し韓国と日本での活動を並行する予定だ。あまりに長く活動をしていなかったため、自分も国内ステージが非常に恋しい」

――空白期に<BIG BANG(ビッグバン)>がブレークしたが、刺激になったか。

「刺激というより、活力を与えてくれた。米国で<BIG BANG>を見るのが楽しみだった。しかし、まだ苦言を呈したい部分がいく分ある。親が子を見る気持ちだ(笑)」

――米国で叶えたい目標は何か。

「目標は定めてはいない。自分がやりたい歌を歌いながら、できるだけ多くの人に格好いいステージを披露したい」。

――デビューして6年になるが、変わったことと変わらないことがあるとすれば。

「環境も変わったし、年も取った。米国で1人で過ごした2年間、人としても歌手としても自分自身が大きく成長したようだ。変わっていないことがあるとすれば心構えだ。常に最初のころの気持ちを守ろうとしている。変わらずそばで支えてくれたファンに感謝したい」

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