【ソウル23日聯合ニュース】韓国と日本のサッカー協会が、重要懸案での協力を強化するとともにサッカー交流を拡大することで合意した。
 大韓サッカー協会は23日、趙重衍(チョ・ジュンヨン)会長が21日に日本サッカー協会を訪問して犬飼基昭会長と会合し、両国協会の交流・協力案を話し合ったと明らかにした。主要懸案での共助案が主な議題となり、双方は相当部分で認識を同じくしたという。
 両協会はひとまず、来月8日のアジアサッカー連盟(AFC)総会で実施される国際サッカー連盟(FIFA)執行委員選挙で、バーレーンサッカー協会のシェイク・サルマン・ビン・イブラヒム・アル・カリファ会長が当選できるよう力を合わせることにした。
 選挙では、AFCのモハメド・ビン・ハマム会長が再選を狙うなか、サルマン会長が対抗馬として名乗りを上げている。ハマム会長の独占的な連盟運営と不透明な財政会計に不満を募らせてきた韓国と日本は、同会長の再選を防ごうとサルマン会長を支持している。
 大韓サッカー協会は、趙会長を「殺してやる(cut the head off)」とののしり、韓国がサルマン会長を財政的に支援しているとのデマを流したハマム会長を、FIFA倫理委員会と賞罰委員会に提訴している状態だ。
 双方はまた、男子代表チームだけでなく、女子、青少年などの親善試合を拡大する一方、日本プロリーグ・Jリーグの選手が韓国プロリーグ・Kリーグにさらに進出できるよう協力することにした。現在、Jリーグに進出している韓国選手は31人だが、Kリーグに所属する日本人選手は1人にとどまる。両国プロ球団間の完全移籍より、期限付き移籍による選手獲得などをプロ連盟と話し合う方針だ。
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