【ソウル24日聯合ニュース】第6回応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦は23日、台湾・花蓮で決勝5番勝負第4局を行い、チェ・チョルハン九段がイ・チャンホ9段に184手で白中押勝し、総合戦績3対1で優勝した。
 チェ九段は序盤、左辺の黒模様に飛び込み左下隅と右上隅に交互に打つ作戦に失敗したが、中央に石を集め機会を待った。右辺白の死活を錯覚したイ九段の決定的なミスに乗じ形勢を逆転、イ九段のかく乱作戦を徹底して防ぎ、投了させた。
 前回第5回大会の決勝で中国の常昊九段に逆転負けしたチェ九段は、4年ごしの念願、応昌期杯をついに手にした。優勝賞金は40万ドル(約3908万円)。
 チェ九段の通算獲得賞金はこれで5億7000万ウォン(約4160万円)となり、イ・セドル九段(4億200万ウォン)を抜き賞金ランキング首位に躍り出た。また、戦績でも今季16勝目(5敗)と、イ・セドル九段、キム・ジソク五段(14勝)を抜き単独でトップを走る。
 釜山出身のチェ九段は1985年生まれ、12歳という年齢でプロ棋士となった天才として知られる。読みの能力に基づく棋力が逸品で「猛毒」と呼ばれる。一方、イ・チャンホ九段はメジャー世界戦の決勝だけで6連敗という世界戦決勝ジンクスから逃れられなかった。準優勝賞金は10万ドル。
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