検察に到着した盧前大統領=30日、ソウル(聯合ニュース)
検察に到着した盧前大統領=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が30日午後、被疑者として大検察庁(最高検察庁に相当)中央捜査部から事情聴取を受けるため、ソウル・瑞草洞にある大検察庁に出頭した。
 元大統領が検察の聴取を受けるのは、1995年11月の盧泰愚(ノ・テウ)元大統領と、同年12月の全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領に次いで3人目となる。
 盧前大統領を乗せたバスは午後1時19分に大検察庁に到着した。盧前大統領は報道陣から、自宅出発前に「国民に面目ない」と述べた理由を聞かれ、「面目ないことでしょう」とだけ短く答えた。現在の心境や疑惑の100万ドルの具体的な使途などについても質問が続いたが、それには「今度にしましょう」と言い残し、建物の中へと進んだ。
 検察によると、盧前大統領は在任中の2007年6月、青瓦台(大統領府)で鄭相文(チョン・サンムン)元青瓦台総務秘書官を通じ朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長から100万ドル、2008年2月に朴会長からの送金で盧前大統領の姪(めい)の夫、ヨン・チョルホ氏に500万ドル、計600万ドルの包括的わいろを受け取った疑いをもたれている。
 検察は盧前大統領に対し、朴会長に600万ドルを直接要求したのか、金品受け渡し事実をいつ知ったのかなどについて聴取を開始した。


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