検察を後にする盧前大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)
検察を後にする盧前大統領=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が4月30日、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長から600万ドルの「包括的賄賂(わいろ)」を受けた疑いなどに関連し、被疑者として大検察庁(最高検察庁に相当)から事情聴取を受けた。
 盧前大統領は午後1時20分ごろ中央捜査部に出頭、午後11時20分ごろまで10時間にわたる聴取を終えると、80ページ余りの被疑者尋問調書を3時間近くかけて検討、修正した。その後、李仁圭(イ・インギュ)中央捜査部長とあいさつを交わし、5月1日午前2時10分ごろ、「最善を尽くし(聴取を)受けた」と短く所感を述べ、帰宅の途についた。
 洪満杓(ホン・マンピョ)捜査企画官は聴取終了後の会見で、「所期の成果を得た。調査は十分に行われ、再出頭の計画はない」と明らかにした。新たな主張や資料提示はなかったため、捜査記録を整理した後、身柄処理に関する捜査チームの意見も含め、1日午後に林采珍(イム・チェジン)検察総長に報告する予定だと説明した。
 林総長は検察内部の意見聴取を行い、特定犯罪加重処罰法上の賄賂及び国庫損失などの嫌疑適用範囲を特定し、来週中に拘束令状請求または在宅のまま起訴するかどうかを決定する予定だ。
 検察は、盧前大統領が従来の立場通り疑いのほとんどを否認したと伝えている。
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