ソウル大学工学部の電気コンピュータ工学科の李昌熙(イ・チャンヒ)教授、化学生物工学科の車国憲(チャ・グクホン)教授、科学科のイ・ソンフン教授による研究チームは11日、緑色量子ドットを容易に大量製作できる「湿式科学合成法」を開発し、これを用いて緑色LEDの効率を従来報告されていた水準の2倍以上、最大輝度は3倍以上、色純度は20%以上高めることに成功したと明らかにした。研究の結果は材料分野の国際科学誌「アドバンスド・マテリアルズ」に掲載された。
量子ドットは電子を閉じ込めることができる半導体結晶が数ナノメートルの大きさの構造物で、さまざまな電気的、化学的な特性を持ち、次世代の半導体やディスプレー、光源などで期待を集めている。しかし、合成過程が複雑で生産コストが高い多段階の合成法のために、製作は主に赤色量子ドットに限られていた。研究チームは、緑色量子ドットを湿式化学合成法に基盤を置いた単一注入方法で容易に大量製作することで、高い光効率と光安全性を備えた量子ドットを時間とコストを30%以上節約し製作できるようになったと説明した。
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