井上社長は、韓宝グループの破たんで企業改正手続き(法廷管理)を受けていた韓宝釜山製鋼所を2002年12月に買収。ワイケー・スチールコーポレーションと名称を改め、生産設備の近代化などに投資を続け、競争力を育ててきた。その結果、買収当時は3188億ウォン(約242億円)だった売上高が、昨年には8700億ウォンまで拡大した。
また、昨年は定年年齢を57歳から59歳に延ばし、賃金団体交渉を話し合いなしで妥結した。社会福祉財団を設立し社会貢献活動を行うなど模範的な経営で、釜山労働庁から労使和合優秀企業に選ばれた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0