【釜山14日聯合ニュース】日本の大和工業の井上浩行社長が、名誉釜山市民となる。釜山市は14日、釜山市庁で19日に許南植(ホ・ナムシク)市長から名誉市民証と感謝のたてを贈り、地域経済活性化と雇用創出に寄与した功労に感謝を伝える予定だと明らかにした。
 井上社長は、韓宝グループの破たんで企業改正手続き(法廷管理)を受けていた韓宝釜山製鋼所を2002年12月に買収。ワイケー・スチールコーポレーションと名称を改め、生産設備の近代化などに投資を続け、競争力を育ててきた。その結果、買収当時は3188億ウォン(約242億円)だった売上高が、昨年には8700億ウォンまで拡大した。
 また、昨年は定年年齢を57歳から59歳に延ばし、賃金団体交渉を話し合いなしで妥結した。社会福祉財団を設立し社会貢献活動を行うなど模範的な経営で、釜山労働庁から労使和合優秀企業に選ばれた。
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