女子バレーのキム・ヨンギョン、日本Vリーグに進出

【ソウル日聯合ニュース】国内女子プロバレーボール界のトッププレーヤー、キムヨンギョンが、日本プレミアリーグVリーグのJTマーヴェラスに入団する。
　現所属チームの興国生命は18日、JT側と2年間の期限付きでキムのレンタル移籍契約を交わしたと明らかにした。年俸は30万ドル（約3000万円）以上とみられるが、JTマーヴェラス側の要請により明らかにされていない。双方は1年後に再交渉を行い、契約条件を更新する。
　韓国プロバレー発足以来、国内女子選手が海外に進出するのは今回が初めて。キムは記者会見で「海外でプレーする最初の女子選手となっただけに、日本でベストを尽くす」と抱負を語った。日本で成功すれば、イタリアなど欧州に進出するチャンスもできると、期待を寄せた。
　JTマーヴェラスの武田祐二部長は「キム選手は韓国で100年に1人出るかという選手。チームの攻撃力強化に期待しており、世界的な選手になるよう支援する」と語った。
　キムは2008～2009シーズンに国内Vリーグのチャンピオン決定戦で活躍、チームを優勝に導き、最優秀選手（MVP）賞を獲得した。先ごろ開催された韓日Vリーグトップマッチにも出場し、2試合で55点を浴びせる攻撃力を見せた。
　キムは9月に日本入りする予定で、出国までにトレーニングに加え日本語を学ぶ計画だ。日本の早い攻撃と安定的な守備に適応し、個人成績よりも、チームを下位圏から上位圏に引き上げることに目標を置くと語った。