韓米シンクタンク、北「急変事態」に備え非公開会議

【ソウル23日聯合ニュース】韓国国防研究院（KIDA）と米シンクタンクのブルッキングス研究所が米ワシントンで23日から4日間、非公開会議を行う。KIDAは国防分野全般を研究分析する政府出資シンクタンク。ブルッキングス研究所は、オバマ政権に理論的土台を提供する主要シンクタンクのひとつ。
　KIDA側は、会議では北朝鮮問題全般を扱う予定で、中心テーマは「北朝鮮の急変事態」だと明らかにした。米オバマ政権で多くの役割を担うブルッキングス研究所と共同セミナーを行うことで、韓国側の意見をオバマ政権に伝え、反映できるものと期待を寄せている。韓国側からはKIDAの金泰宇（キム・テウ）国防懸案研究委員長、チャ・ドゥヒョン博士をはじめ、他研究所の専門家ら10人余りが参加する。
　これに関連し自由アジア放送（RFA）は、民間専門家以外に米政府の官僚や韓国現役将校の参加が伝えられると報じている。また、ワシントンの外交筋の話として、ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究所長が最近、北朝鮮の政権崩壊など急変事態に備えた韓米政府の対策を強調し、これを準備してきたと伝えた。