試写会を前に舞台あいさつするオム・テウン=8日、ソウル(聯合ニュース)
試写会を前に舞台あいさつするオム・テウン=8日、ソウル(聯合ニュース)
新作映画『チャウ』の試写・懇談会が8日にソウル市内の映画館で開かれ、主演のオム・テウンは、実際には目の前にいない殺人イノシシを想像しながら演じることの難しさを語った。最初は照れくさかったが、時間が経つにつれ戸惑いと心配が広がり、演じることが怖くもなったという。「殺人イノシシ」の形や音、においなど何もわからない状態で、ただ頭で描くしかなかったが、外国人スタッフらからハリウッド俳優も同じようにして撮影していると聞かされ、演技に集中した。

オム・テウン の最新ニュースまとめ

 閑静な田舎の村に現れた人食いイノシシと戦う人々の姿を描く物語で、オム・テウンは、認知症の老母が行方不明になり追撃隊に合流するキム巡査を演じた。銃弾を受けてもびくともしない殺人イノシシに追われる緊迫した状況のなか、それぞれのキャラクターに人のにおいがするユーモアが隠されている。
 オム・テウンはこれについて、脚本にはなかった内容だが、「頭の中にもっとたくさんのものがある。信じてほしい」というシン・ジョンウォン監督の言葉で、撮影中にできたものだと説明した。演じているうちに、監督の好むスタイルが分かり、面白く受け止めたという。
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