「日本ドラマに韓国人俳優がキャスティングされた感じ」

100% の最新ニュースまとめ

日本の韓流市場を狙い、100%日本現地で撮影されているSBSドラマ『天国の樹』(脚本:ムン・ヒジョン、キム・ナミ/演出:イ・ジャンス)で、出演者の日本語のセリフをハングル字幕付きで放送したことに対し、眉間にシワを寄せた視聴者が少なくない。

7・8日、1・2話が放送された後、ドラマホームページの掲示板‘視聴者の意見’では、セリフのほとんどが日本語で放送されている点を指摘し、「日本を意識しすぎではないか」との意見が続々と書き込まれた。

ハナ(パク・シネ)とユンソ(イワン)の関係設定に焦点が当てられていた第1話は、ハナが拙い韓国語でユンソに話しかけるシーンが多く、日本語セリフの比重は相対的に多くはなかったが、第2話ではハナを好きなリュウ(内田朝陽)との本各的な葛藤構造が形成され、ほとんどのセリフが“日本語+ハングル字幕”の形で処理されている。

さらに主人公のイワンが、ドラマ初盤ではほとんどしゃべらない人物として設定されているので、まるで日本のドラマや映画をハングル字幕で見ているような感じさえする。

“チョン・ヒジョン”というIDの視聴者は、「日本のドラマに韓国人俳優が3人ほどキャスティングされた感じ。字幕も、少しだったら新鮮な感じがしたかもしれないけど、日本語の中に韓国語が少しだけ出てくる。韓国人のために作ったのか、日本人視聴者のために作ったのか…」という書き込みを残し、親しみにくさを表現した。

“イ・ドギョン”というネットユーザーも、「意味のわからない日本語があまりに多いので理解しにくい」「映画でもないのに、頭が痛くなってくる。日本語を減らしてほしい」と、制作陣に要請している。

回を重ねる毎に韓国語のセリフが増え、日本語のセリフは減って行く予定だが、相対的に多い外国語のセリフが、日本・長野県の雪原の映像美や、俳優たちの演技に感情移入することを妨害しているのだ。

ドラマ試写会時から制作陣は、「日本語がほとんどなので、制作に入る時、イ・ジャンスPDに、この点に注意してほしいと頼んだ」と語っている。日本語のセリフの問題に対する不安が、一部現実となったのである。

コン・ヨンファSBSドラマ総括CP(責任プロデューサー)は、「内容上、吹き替えできない部分があるので、(日本語セリフを)字幕処理することにした」「ユンソが話をするようになり、ハナも韓国語が上達して韓国語セリフの分量が増える」と語っている。

Copyrights(C)yonhapnews & etimes Syndicate & wowkorea.jp
Copyrights(C)yonhapnews & etimes Syndicate & wowkorea.jp 0