【ソウル5日聯合ニュース】国内化粧品ブランドがアジア各国で人気を博し、化粧品メーカー激戦地のソウル・明洞のマーケティングトレンドにも変化が起きている。
 業界によると、国内メーカーがアジア各国で店舗を増やしブランド認知度を高めていることから、明洞化粧品売り場の主要顧客層も韓国人からアジア観光客にシフトしている。アモーレパシフィックの場合、アジア地域だけで自社ブランド「ラネーズ」の店舗257か所と、「マモンド」の店舗1542か所を設けている。スキンフードも9カ国に約140店舗を展開する。
 これを受け、各メーカーは外国人専用売り場を設けたり、韓流スターを専属モデルに抜てきするなど、外国人を対象にした独自のマーケティングに力を入れている。
 エチュードハウスは明洞1号店の2階をグローバル専用売り場とし、外国人専用販促グッズを配布しているほか、通訳や通貨両替サービスも提供している。ザ・フェイスショップも明洞3か所の店員に基礎日本語を習得させ、店舗に1人ずつ日本語または中国語が可能な店員を置く。
 ネイチャー・リパブリックの場合、明洞中央路に外国人客に特化したワールド店を出店し、日本人観光客、中国・東南アジア観光客専用のショッピングフロアを設けている。
 専属モデルも、国内でも知られる日本人タレントのIKKO(イッコー)、俳優のクォン・サンウ、ペ・ヨンジュン、歌手Rain(ピ)ら、アジアで人気の高いスターを起用している。国内化粧品メーカー関係者は、明洞の店舗には韓国人より外国人観光客が多く訪れており、国際的なショッピング空間に変わりつつあると話した。

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