イ・ヨンウ=6日、ソウル(聯合ニュース)
イ・ヨンウ=6日、ソウル(聯合ニュース)
小学校では陸上選手として活躍、中学校ではヒップホップダンスにはまった。母親の勧めでモダンダンスを始め芸術高校に進学し、韓国芸術総合学校舞踊院で学士と修士を取得した。2002年には東亜舞踊コンクール・モダンダンス一般男子の部で金賞を受賞。2007年までは舞踊団に在籍し、各種ダンスフェスティバルに出場した。

イ・ヨン の最新ニュースまとめ

 SBSで放映中の週末ドラマ『スタイル』に登場する新顔、イ・ヨンウの一風変わったプロフィールだ。182センチメートルのがっしりした体つきに鋭いまなざしで、カメラマンのキム・ミンジュンを演じている。ドラマ初出演で、キム・ヘス、イ・ジア、リュ・シウォンに続く劇中4番手の主要キャラクターに抜てきされた。

 「運が良かったんです。初めてでこれほど重要な役を任されるとは思いもよりませんでした。プロデューサーが、演技力よりもキャラクターの雰囲気と僕がどれだけマッチするかを見てくださったおかげです」。

 つい先日まで芸術学校で講義を行い、振付師としても活躍していたダンサーが、なぜ、演技に関心をもつようになったのか。韓国のダンサーはテクニックは卓越しているが、表現力が足りないと指摘する。演技もできない自分がダンスの振り付けをするのはどうだろうかと考え、ダンスのために演技の勉強を始めた。ところが、「すっかりはまって、欲が生じたんです」。

 スタートはモデルだった。ダンスフェスのポスター撮影がきっかけで、2003~2006年にはファッション誌のモデルとして活動した。テレビコマーシャル、歌手のミュージックビデオなどに出演しているうちに縁ができ、『スタイル』のオーディションを受けることになった。

 ミンジュンは自由奔放、強いようでいて繊細な男だ。ダンサーもとても繊細なので、そうした点が自分と似ていると話す。「監督はぼくの雰囲気がミンジュンと似ていると思ってくださったようです。滑舌も演技力もまだまだですが、ミンジュンが自分の体にぴったりフィットした服のように見えるよう、努力しています」。

 大役を射止めてのドラマデビューに「もちろん最初はとても怖かった」と話すが、萎縮することもなく、堂々とした風情のイ・ヨンウ。当初は緊張ととまどいで痩せてしまったが、ダンサーとして団体生活や舞台経験が豊富なため、適応は早かった。先輩たちの前でおどおどしていては演技にならない、うまくできなくても自信をもってやらなければということに気付いた。

 最近は毎日演じることが楽しく、「なぜこれほど演技にはまっていくのか分からない」ほどだという。今はひたすら学び、ついていくことで精一杯だが、早く「自分の演技」ができるようになりたい。ダンスと演技、二兎を必ず手に入れたいと抱負を語った。
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