韓国俳優のペ・ヨンジュンが9月30日、日本の東京ドームで行ったフォトエッセー<韓国の美をたどる旅>出版記念会終了後に懇談会を開き、今回のイベント開催が可能だったのも彼が「家族」と呼ぶファンのおかげだったと、感謝の気持ちを伝えた。
所属事務所のBOFが明らかにしたところによると、<韓国の美をたどる旅>韓国語版は先月22日の発売から7日で10刷目に入った。4刷目までは予約販売で完売したという。
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以下は一問一答。
―イベントを終えた感想は。
正直、自分の能力には自信がなく、足りない点が多いと思っている。常に力になってくださるファンに感謝している。
―今回、エッセーで韓国文化を紹介することになったきっかけは。
韓国を訪れた海外のファンがロケ地だけを見て帰るのが残念だった。また個人的にも、過去に何があったがために今の自分があるのか気になっていた。
―日本で鳩山由紀夫首相夫人の幸さんとはどんな話をしたか。
文化交流について多くの話をした。幸夫人は韓国語でもあいさつされた。
―韓国での出版記念会で「農夫になりたい」と話していたが。
数年前から周囲に話してきたことだ。1人ではできないので、同じ夢を持つ人たちがいつか集まるときが来るだろうと期待している。
―エッセーの執筆で最も大変だったことは。
資料収集が一番大変だった。書籍を150冊ほど読んだ。執筆作業を行った3か月間はほとんど眠れなかった。
―専門家らが、右に出る者がないほどペ・ヨンジュンは突出した存在だと評価しているが。
ありがたい限りだ。実際、大衆の反応にはイメージが大いに反映される。ただ、今後は“韓流”という表現は使わない方がよいと思う。一方的な表現に思える。韓日両国が交流するというふうに表現すれば韓国のためにもよいのではないか。
―アニメ『冬のソナタ』で声優として出演した感想は。
最初は作品がアニメ化されることに戸惑いを感じた。同じような作業をまた行うことがおもしろいとは思えなかった。しかし、台本を読んでみて考えが変わった。突然、恋をしたいと思い、心が揺れた。『冬のソナタ』は本当に良い作品だったようだ。実際に7年前のあの瞬間に戻ろうと努力していた。
―7年前と外見がほとんど変わっていないが、秘訣(ひけつ)は。
良い心、良い考え方を心がけているだけだ。
―執筆過程で協力してもらった名匠らにはどのように真心を示したか。
無理やり進めたことはひとつもなかった。漆芸家の全竜福(チョン・ヨンボク)先生との出会いもそうだった。漆塗りに関する資料をなかなか見つけられず悩んでいたところ、翌日の朝刊に全先生の記事が掲載されていた。人の縁とは不思議なものだと思った。
―1日の日課は。
早い日は午前7~8時、遅い日は午前10~11時に起きる。お茶を飲み、家で1時間ほど運動する。シャワーの後、本を読んだり陶磁器を作ったりと、シンプルな生活だ。
―結婚の計画は。
2007年にある授賞式で「3年以内に結婚しそうだ」と話したが、来年がその3年目に当たる。しかし、見ての通りの生活なので人と会う時間を持つのが難しい。出会いのチャンスをつかもうと努力している。
―出版記念会では日本語ではがきを書き、あいさつもしたが。
歌手ではないので歌やダンスはできないが、代わりに自分の気持ちを表現する方法について悩んだ末に出したアイディアだ。幸いにもファンに喜んでもらえた。ファンと日本語で話してみたいと思っていたが、敗血症で熱が出て、たくさんの日本語を忘れてしまった。日本語と英語を熱心に勉強している。
―ハリウッド進出を考えているか。また、チェ・ジウとの共演の予定は。
ハリウッド進出は考えたことがない。常にベストを尽くすだけだ。アニメ『冬のソナタ』関連の仕事もあるので、今後、チェ・ジウさんとは多くの時間をすごすことになりそうだ。
―今後の作品計画は。
エッセー出版のためすべて先延ばしにしていた。一度に2つのことはできない。5日ごろソウルに戻ったらゆっくり考えたい。ファンも演技する姿を見たいと思っていることだろう。一日も早く作品を通じお会いしたい。
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