日本の人気グループ<SMAP>のメンバー、木村拓哉が9日、<第14回釜山国際映画祭>に参加のため韓国を訪れた。特別上映された出演作品『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』の記者会見に、トラン・アン・ユン監督、共演のジョシュ・ハートネット、イ・ビョンホンらとともに出席した。

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 木村はこの作品で、香港マフィアのボスの恋人と恋の逃避行をする大富豪の息子シタオを演じた。シタオは苦痛、寂しさ、悲しみ、心の傷を内に秘め、それをじっと見つめる性格だと紹介。キャラクター表現の難しさや、非現実的なシーンも多く、出演を引き受けるかどうか迷ったと打ち明けた。しかし、ユン監督の代表作『青いパパイヤの香り』に感銘を受け、監督と対話を重ねていくうちに、シタオの役に魅力を感じるようになり、出演を決めたという。イ・ビョンホン、J・ハートネットとの共演は後になって知らされ、「先に言ってくれていれば、出演を悩まなかった」と笑った。

 木村とイ・ビョンホンは、木村の主演作『HERO』で共演している。当時、共演することを知っていながら、現場でイ・ビョンホンに会ったときに「あ、イ・ビョンホンだ」と思ったと、印象深い出会いだったことを紹介した。イ・ビョンホンについては「周りの人にとても親切で、自分に厳しい。強い信念、意志を持つ俳優」と評した。
 今後、共演したい韓国俳優がいるかと問われると、難しい質問だが強いて挙げるならチェ・ジウだと答えた。
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