北朝鮮の主力医薬品生産施設のチョンソン製薬研究所が、韓国の施設・技術支援を受け、最先端の製薬工場として生まれ変わった。27日に平壌市内で錠剤工場しゅん工式が行われ、抗生剤や解熱剤など基礎医薬品から専門治療剤に至るまで、約60種類の薬品を大量生産する体制が整った。しゅん工式には、韓国側から対北協力民間団体協議会の姜ムン奎(カン・ムンギュ)会長や李永東(イ・ヨンドン)共同代表ら約100人と、北朝鮮側からはチョンソン製薬研究所長ら関係者100人余りが出席した。
 錠剤工場は総敷地面積4万8000平方メートル、述べ床面積1万5000平方メートルで、錠剤やカプセル、顆粒などの薬品を大量に生産・包装する現代型の設備を揃える。

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 韓国側は保険医療支援事業の一環として2003年からチョンソン制約研究所に支援を行っている。昨年6月に27億ウォンを投じ、北朝鮮では初めて優秀医薬品製造管理基準(GMP)に準じた薬品工場を建設したのに続き、今回は15億ウォン規模の資金を投入しての工場完成となった。

 姜会長は「工場設備や医薬品原料を支援し、生産技術を伝えることで支援効果の拡大化を図り、立ち遅れた北朝鮮の医薬品生産体系発展の起爆剤になる」と期待感を示している。


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