KBSドラマ『彼らが生きる世界』(08)に出演した演技者らは、未だに10億ウォン(約9000万円)の出演料を受けることができていない。このように演技者に支払われていない出演料が合計で48億ウォン(約3億5000万円)に達することが明らかになった。

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国会文化体育観光放送通信委員会のチョン・ビョングク議員(ハンナラ党)は22日、放送通信委員会に対する国政監査に先立ち配布した資料で、韓国放送映画公演芸術家労働組合の集計結果を公表し、現在、地上波放送ドラマに出演した演技者らが受けることが出来ていない出演料が48億ウォンを超えると明らかにした。

KBS(韓国の公共放送局)の場合、『彼らが生きる世界』の出演料10億ウォンが未だに支払えておらず、『ザ・スリングショット~男の物語~』の2億ウォン、『結婚できない男』の1億2000万ウォンなどを合わせ13億2000万ウォンの未払い出演料がある。

また、MBC(韓国のテレビ・ラジオ兼営放送局の1つ)は『大韓民国弁護士』の11億ウォン、『帰ってきた一枝梅』の6億9000万ウォン、『2009外人球団』の7億2000万ウォン、『シンデレラマン』の4900万ウォンなど計25億6000万ウォン。SBS(韓国のテレビ・ラジオ兼営の放送局の1つ)は『オンエア』の2億1000万ウォン、『カインとアベル』の2億ウォン、『緑色の馬車』の5億8000万ウォンなど10億ウォンを超える未払い金が存在する。

チョン議員は「演技者に出演料を支給しなかった外注制作会社に一次的責任があるが、そのような制作会社にプログラムを発注した放送局にも責任がある」と主張した。チョン議員はこれに伴い、出演料支給保証保険方案と放送局の出演料支給責任方案を放送通信委員会に提示し、助演役者や脇役の被害を防がなければならないと強調した。
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