フォーラムは国内総生産(GDP)に基づく経済中心の発展概念を超え、新たな社会発展概念を確立するとともに、発展度合いを測る客観的な指標を開発し、これを政策と関連付けることを目的にしている。OECDが2004年に新指標開発に向けた「グローバル・プロジェクト」を開始し、同年11月にイタリア、2007年6月にはトルコで開催された。
今回のフォーラムには、グリアOECD事務総長、スロベニアのトゥルク大統領、ロシアのステパーシン元首相、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ・米コロンビア大学教授ら220人の発表者を含め、103カ国から2000人余りが出席する。
韓国もフォーラム準備委員長の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官をはじめ、李仁実(イ・インシル)統計庁長、権泰信(クォン・テシン)国務総理室長、金仲秀(キム・ジュンス)駐OECD大使らが出席する。
初日の27日には各社会の発展を定義するほか、発展を促進するための市民の役割について議論が行われ、28日にはGDP以外に社会や環境を考慮した新たなパラダイムが統計や政策立案に与える影響に関し討論が進められる。
29日には、社会発展を測るためのOECDのアプローチ法と計画が発表され、最終日の30日には社会発展の測定に必要な施行案をめぐり討論が行われる。
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