黒い煙が立ち上る海上自衛隊護衛艦「くらま」=(AP=聯合ニュース)
黒い煙が立ち上る海上自衛隊護衛艦「くらま」=(AP=聯合ニュース)
【東京28日聯合ニュース】韓国籍のコンテナ船「カリナ・スター」が日本の関門海峡で海上自衛隊護衛艦「くらま」と衝突した事故に関連し、同船をチャーター・運営している東暎海運のアン・ジェウ課長は28日、聯合ニュースの取材に対し「カリナ・スターは関門海峡を通過中、前方の第三の船舶を追い越そうとしていたところ、護衛艦と衝突したとの報告を船長から受けた」と明らかにした。

 船長によると、当時カリナ・スターは現地港湾管制所から、右側ではなく左側から第三の船舶を追い越すよう指示を受けたという。アン課長は「船長との電話で、こちら側に過失はないと承知しているが、詳しいことは調査してからでなければ分からないため、現在としては、どちらの過失なのか把握は難しい」と話した。

 日本の海上保安本部は、「くらま」と「カリナ・スター」双方に、業務上過失往来危険の疑いで令状を発布し、事故の経緯を調べている。

 「カリナ・スター」の船主は南星海運で、東暎海運はこれをチャーターし輸出貨物などを運送している。

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