キム氏
キム氏
最高裁判所2部は12日、韓国俳優ソン・イルグクに暴行を受けたとする偽りの主張をして起訴された、フリー記者のキム某氏(43/女)に対し懲役8月の実刑判決を言い渡した。

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キム氏は昨年1月、取材過程でソン・イルグクに暴行を受けたと嘘の証言をし、スポーツ紙に「ソン・イルグク月刊誌女性記者暴行、全治6か月の負傷」というタイトルの記事を掲載。名誉毀損の容疑で在宅起訴されていた。

また、一審裁判所は「証拠や証言を見たとき、キム氏への暴行事実が認められず、事件状況からも被告人の主張は認めにくい」とし懲役1年を宣告していた。

キム氏は、ソン・イルグクの“ひじ”で顔を殴られたと主張していたが、現場に同行していたカメラマンは「暴行現場を見ておらず、キム氏の顔には特別な異常も見当たらなかった」と述べ、最初に診察した医師もやはり「負傷部位はなかった」と証言した。

控訴審裁判所も「事件直後の診断書や医師たちの所見から、外傷はなく、ソン氏が被告人を暴行した事実は立証できない」と有罪を確定した。

控訴審は今回の実刑に関し「裁判所の判決内容を伝えることでソン氏の被害がある程度回復することなどを考慮し、減刑した」とし、懲役8か月とする代わりに法廷拘束(実刑宣告とともに裁判部が職権に基づき、法庭で拘束・収監する制度)した。
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