現場から遺体を運び出す警察と消防=14日、釜山(聯合ニュース)
現場から遺体を運び出す警察と消防=14日、釜山(聯合ニュース)
【釜山14日聯合ニュース】釜山の室内実弾射撃練習場で14日、火災が発生し、日本人観光客ら10人が死亡、6人が負傷した。
 14日午後2時26分ごろ、釜山の中区新昌洞にあるカナダラ室内実弾射撃練習場で原因不明の火災が発生した。
 午後6時30分現在、10人の死亡が確認されている。この中には身元が確認されていない日本人観光客2人が含まれる。また、重度のやけどを負った日本人観光客や旅行ガイドら6人は、近くの病院に搬送され手当てを受けている。
 火災発生当時、日本人観光客9人がセイル旅行社のガイドの引率でこの射撃場を訪れていたとされ、日本人の被害はさらに増える可能性がある。警察関係者は「日本人が釜山を訪れた場合、ほとんどの旅行会社が主要観光コースに実弾射撃の日程を組み込んでいる。彼らも実弾射撃を体験するためにこの建物を訪れたとみられる」と話している。
 消防当局は死亡者のうち7体の遺体は現場にそのまま保存し、残り3体は別々に病院に移した。負傷者は釜山大学病院と東亜大学病院で手当てを受けている。
 現在、消防当局と警察が現場でほかに死傷者がいないか確認する一方、火災原因を調べている。
 セイル旅行社によると、9人の日本人観光客の名前は以下の通り(敬称略)。
▼アリキ・ヒデテル(36)▼イナダ・アツノブ(37)▼オオクボ・アキラ(27)▼カサハラ・マサル(37)▼シマダ・アキラ(37)▼ナカオ・カズノブ(37)▼ハラダ・ヨウヘイ(37)▼マエダ・タイキ(37)▼ミヤザキ・ヒデタカ(36)

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